旅に行きたい
今、おじいちゃん達はNZへ旅行に行っているらしい
その事が話題にのぼると、お母さんとお姉ちゃんは猛烈に羨ましいィ~!って言うんだ。
お姉ちゃんはOZが大好きだから、OZ経由で行ったのが羨ましい!
お母さんは飛行機が大好きだから、何回も飛行機に乗れるのが羨ましい!
今日お母さんは生協委員会のランチに行って旅の話題が出たらしい。
すると一人の委員さんが、
「実は5月に韓国に行くの」(おー、いいね確か去年はNYだっけ)
するとまた別の委員さんが、
「私は4月にバリ島へ」(なんと、去年の韓国に続き今年もか!)
どちらも退職した夫を持つ悠々自適の方々だから、まあそれもありなんだろう。
更に別の委員さんから沖縄土産のお菓子を貰い、お茶受けに食べながらお喋りに花が咲いたとか・・・
お兄ちゃんが進学してから、そして寮を出てアパート住まいになってから、急激に出費がかさむし家計は火の車だとお母さんはブツブツ。
海外は無理でもせめて国内旅行をしたい、って言ってはTDRに行ったりしているみたいだけど、お父さんが混む時期にしか休みを取れないから、これまた値段が高くて頭に来るんだとか。
「オフシーズンならミラコスタでも泊まれるのに!
゛(`ヘ´#)」とか
「この値段なら近場の海外に行けるわ!( ̄ヘ ̄)凸」とか独り言。
「妄想するのはタダだし・・・」と言いながら、お母さんたら旅行のパンフレットを沢山もらって来たみたいだ。
「東京発着なら格安旅行が山ほどあるのに、地方は不利だー!“(*`ε´*)ノ彡」
とこれまた文句タラタラ。
なんかちょっとアテがあるらしく、それで皮算用しているみたいなお母さん。
パスポートの期限が家族全員切れているから、お姉ちゃんが行く秋のアメリカ研修に合わせて皆のも更新しようと決めているらしい。
「どっか行きた~いッッ」ってボク達の耳にもタコができそう
お母さんの老化現象?
最近お母さんは身体のあちこちが不調だとよくボヤいている。
新聞が読みづらいと眼鏡を新しくしたり(故にこのブログの文字サイズも大きくした・笑)、肩が痛くてずっと我慢していたのが、ここのところ度々激痛まで起こるようになって、さすがに整形外科で受診したみたいなんだ。
でもレントゲンでは異常は見つからず、痛み止めの注射も薬も効果は無くて、結局今の所は漢方薬で様子見となったようだ。
お母さん位の年になると更年期ってのになるらしいけど、それもどうやら関係あるみたいだと言われたらしい。
去年は不眠でシンドかったのが、今度は痛みでウダウダ。
だいぶ昔は腰痛も結構ひどかったのが、運動して改善されたらしいけど、この肩の痛みはあれにも勝るとも劣らないとか・・・
「80婆さんになったみたいだ~」(´д`)ノ| 柱|トホホ
とお母さんは嘆いているから、ボクと茶太郎でお母さんを励ましているんだ。
前からよく「アンタ達が何よりの薬だよ~!」って言ってたし。
早く良くなってどこか旅行でも行きたいって言ってるお母さん。
ボク達が置いて行かれるのはあまり嬉しくないけど、お母さんが元気になるのをボクも心待ちにしているんだよ
第二のペット
今年もうちの近くの川には白鳥がやって来ている。
以前は数羽だけだったのが、年々数が増えて今年はMAX15羽位いるかもって、お母さん達が話していた。
数年前、鳥インフルエンザとかいう病気の事があれこれ騒がれてから、白鳥にエサをやる人がめっきり減ったらしい。
だからお母さんも時々食パンのミミをやっていたけれど、あの白鳥の数に一人が一袋の食パンのミミをやったところで、あっという間になくなって全然足りないみたいなんだ。
昼間にエサやりすると、見張りのカモメが仲間を呼んで集合
そしてその素早さで白鳥からエサを横取りするから、半分以上はカモメやカラスに鴨とか他の鳥達に食べられてしまうらしい。
だから最近お母さんは、他の鳥達が来ないだろう夜に白鳥にエサをやっている。
それでも今年は白鳥の幼鳥が5羽と多く、子供優先でやっていると大人の白鳥達は殆ど食べられない。
だから今年初めてパン屋さんで売っている「白鳥のエサ」なるパンミミを買ってきたんだ。
去年か一昨年は確か一袋50円だったのが、今回行ってみたら105円に値上がりしていてビックリ
「どうせ廃棄するものだろうに、値上げするなんて」って、ちょっと不服そうにしていたけれど、仕方ないから二袋買ってきた。
そして一晩に一つずつばら撒いてきたとか。
白鳥同士でもエサの取り合いで、他の白鳥の尻尾に噛みついたりするのを、今年は度々目にするからそれもちょっと胸が痛むらしいよ。
「アンタ達はあったか~い家の中で、たらふくメタボになるまで食べられていいねー」なんて、嫌味なのか何なのか分からないけど、白鳥にエサをやって家に戻って来るとお母さんは必ずそう言うんだ。
お母さんにとって第二のペットだと、お姉ちゃんは言ってるけど、風邪ひかないように気を付けてね
献血制限の緩和
二日くらい前にお母さんは、新聞を読んでいて見つけた日赤の広告に目がとまった。
「本日より、英国滞在歴に関する献血制限が緩和されます。」
という内容だったらしい。
数年前に国内で確認された狂牛病患者の事を受けて、一定の期間に英国滞在歴のある人は献血ができなくなったとか。
子供の頃に病弱だったお母さんは、独身の頃は毎年会社に来る献血車で献血をしていたんだって。
本当は小さい頃からイヤというほど注射をしてきたから注射なんて大っ嫌いらしいけど、献血の必要性も病院で色々な事を目の当たりにしていたから分かっていた。
だからあのブッとい注射針に恐怖心を抱きながらも、怖くてグーパーの手に力が入らなくて他人の倍も時間がかかっても、毎回献血を欠かさなかったんだ。
そんなお母さんにとって献血ができない!というのは、大好きな?ボランティアを一つ奪われたようなもの。
お母さんは1990年にヨーロッパ旅行をして、イギリスにも2~3日滞在したから、ちょうどその規制に引っ掛かったらしい。
ほんの数日滞在して、もしかすると牛肉を食べて、もしかするとその牛が狂牛病かもしれない、そんな確率ってどれだけだろう?
そしてそれが発症して血液を介して他人に感染する確率なんて限りなくゼロに近いだろうに、意味ないじゃん!とお母さんは結構腹立たしそうに言っていた。
せっかく献血したくてもこんな制限があるんじゃどうしようもない、今の時代なんていくらでも旅行する人はいるんだし、こんな規制があったらただでさえ少ない献血者がもっと減ってしまうのに・・・
献血の呼びかけを目にする度に、お母さんは不満を口にしていたから、今回のこの広告は待ってましたという感じみたい。
でもその裏事情は、少し前に流行った新型インフルエンザのせいで、献血者が一層減ってしまい、その挽回策の一つらしいとか。
背に腹は代えられないだろうけど、最初からもう少し考えて対応すればいいのにって感じたみたいなお母さん。
今は寒いからちょっと無理かも、でももう少し暖かくなったら日赤ビルに行こうかな?って考えてるみたい。
ヒョウジケンガイ・再び
大みそかの夜にうちに一本の電話がかかってきた。
電話機のディスプレイには
「ヒョウジケンガイ」
これって多分海外からの電話らしい。
その日はおじいちゃんの家に行って、そこからオーストラリアのおじさんに電話して話をしていたのに、またおじさんかな??と言いながら、お父さんが電話に出ると・・・
何か様子がいつもと違うみたい。
「Yes,...ah...,please wait.」とか何とか、お父さんが英語話してるぞ!?
何とそれは夏にうちにホームステイしたベトナムのランさんだった!
「お姉ちゃんに変わってと言ってる」と受話器を渡されたお姉ちゃんの目がテン
それまでバカバカしいテレビを見て、ギャハハって笑っていたのが、一気に英語モードに引きずりこまれ、あたふたしているのがおかしくて他の皆も苦笑いしていたよ。
そしてちょっぴり話したけれど、単語が出てこなくてつっかえてばかりだったせいか、結局お母さんに変わってもらって最後までお母さんが話していた。
でもお母さんだって、電話で英会話なんてハッキリ言って苦手らしい。
ランさんの言う事の八割位は分かっても、どう答えたらいいか、なかなか話をつなげられずに結構大変だったみたい。
秋にランさんから届いていた手紙の内容を知っていたから、それと同じような事を話していたみたいだし、とにかく相手の真面目で温かい気持ちは伝わってきて、お母さんも自分達も楽しかったし嬉しく思うって言ったらしいよ。
ほんの10数分を超長く感じた国際電話を切ってから、皆はしばらくその話題で盛り上がっていた。
何よりお姉ちゃんの焦った感じが凄く面白かったって
もうすぐお姉ちゃんは学校の冬休み講習が始まるけど、きっとその話題が出るんだろうな。
お母さんからは「早く手紙の返事出さないからだよ」と注意されていたけど、学校の宿題もあるし、バンドの練習もあったり、何かと忙しいお姉ちゃん。
いつ返事を書くんだろう?また「ヒョウジケンガイ」の電話が来たりして??