第二のペット | ヒマ猫しま吉の人間観察

第二のペット


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今年もうちの近くの川には白鳥がやって来ている。

以前は数羽だけだったのが、年々数が増えて今年はMAX15羽位いるかもって、お母さん達が話していた。


数年前、鳥インフルエンザとかいう病気の事があれこれ騒がれてから、白鳥にエサをやる人がめっきり減ったらしい。

だからお母さんも時々食パンのミミをやっていたけれど、あの白鳥の数に一人が一袋の食パンのミミをやったところで、あっという間になくなって全然足りないみたいなんだ。


昼間にエサやりすると、見張りのカモメが仲間を呼んで集合ビックリマークあせる

そしてその素早さで白鳥からエサを横取りするから、半分以上はカモメやカラスに鴨とか他の鳥達に食べられてしまうらしい。

だから最近お母さんは、他の鳥達が来ないだろう夜に白鳥にエサをやっている。


それでも今年は白鳥の幼鳥が5羽と多く、子供優先でやっていると大人の白鳥達は殆ど食べられない。

だから今年初めてパン屋さんで売っている「白鳥のエサ」なるパンミミを買ってきたんだ。

去年か一昨年は確か一袋50円だったのが、今回行ってみたら105円に値上がりドクロあせるしていてビックリビックリマーク

「どうせ廃棄するものだろうに、値上げするなんてむかっ」って、ちょっと不服そうにしていたけれど、仕方ないから二袋買ってきた。

そして一晩に一つずつばら撒いてきたとか。

白鳥同士でもエサの取り合いで、他の白鳥の尻尾に噛みついたりするのを、今年は度々目にするからそれもちょっと胸が痛むらしいよ。


「アンタ達ネコはあったか~い家の中で、たらふくメタボになるまで食べられていいねー」なんて、嫌味なのか何なのか分からないけど、白鳥にエサをやって家に戻って来るとお母さんは必ずそう言うんだ。

お母さんにとって第二のペットだと、お姉ちゃんは言ってるけど、風邪ひかないように気を付けてねネコ