ヒマ猫しま吉の人間観察 -108ページ目

昨夜の寝床は

ボクはいつもお姉ちゃんのベッドで一緒に寝ている。

お姉ちゃんが赤ちゃんの頃からの、お気に入りの縫いぐるみ(実はティッシュカバーだけど)の上で寝るのが大好きなんだ。
ボクがここに来た頃は、よくお父さんやお母さんのベッドで寝たりもしたんだけど、一度お母さんの布団に粗相をしてからは、寝室に入れてもらえなくなった。

その後、二階にもトイレを置いてもらってからは、失敗しなくなったから、今はどこでも寝られるようになったんだ。

昨夜はお父さんと一緒に寝室へ行き、ボクはお母さんの大きい枕の上で寝た。
夜遅くなってから、寝室に入って来たお母さんは、ボクが枕の上にいるのに気付いてビックリ。
カバーごとボクを動かしたけど、ボクはいつものようにはお姉ちゃんの部屋へは行かなかった。
とっても眠かったんだ。

それでお母さんも仕方なく、枕の端に頭をのせて、身体を斜めにして寝たらしい。
朝にはお母さんが欠伸をしながら、「昨夜はしまが枕で寝てたから、眠れなかったよ~」とこぼしていた。
でもボクはとっても寝心地良かったから、またお母さんの枕の上で寝ようかな~?

苦手なんだけど

ボクは大きい音のするモノが嫌いだ。

掃除機、ドライヤー、それからお父さんやお母さんが肩がこった時に使うマッサージ器(通称ブルブル)。
他にも色々あるけど、上の三つが一番苦手なモノなんだ。

でも掃除機は最近だいぶ慣れて、すぐ傍を通っても見ていられるようになってきたし、ドライヤーは弱ならすぐに逃げる事もない。
そしてブルブルは止まった時に猫パンチをしてみたけど、全然反応が無かった。

今日もお父さんは仕事が忙しくて残業だったらしい。
夕食の焼魚を少しもらったボクは、食事の後にお父さんと一緒にソファで寛いでいた。
するとお父さんが、あのボクの嫌いなブルブルを使い始めたんだ。
最初はギョッ!としたけど、逃げずに睨んでいた。
するとお父さんは、ボクの身体にブルブルをくっつけた!
アレ?なんか気持ちいいかも~?
意外な事にそんなにイヤじゃなくなってきた。

それを見ていた皆はビックリして大笑い。
お母さんはわざわざ傍に来て、自分でもブルブルを持ってボクにくっつけて確かめるし、だんだんイヤになって噛みついて止めてもらった。

でもこれでボクの苦手なモノは一つ減ったみたい。

ぼうずがBOSEに

ボクのお気に入りの場所は、窓の傍にお父さんが作ってくれたキャットウォーク。

でも本当はこれには訳がある。
窓の下には、お母さんが大事に大事にしているBOSEとかいう、ステレオが置いてある。
ボクは何も知らないから、最初はよくこれに乗って窓の外を見たり、丁度いい具合に温まったアンプの上で寝たりしていた。

するとそれに気づいたお母さんによく追いたてられるから、何故か分からないけど、仕方なくどいていたんだ。
だからお母さんがお父さんに頼んで、その上をカバーするように、キャットウォークを作って置いたらしい。

でも今も時々は、お母さんの知らない間に、よくアンプの上で寝たりしている。
お母さんもアンプの上に、ボクの毛や足から落ちたらしいトイレの砂を発見して、額に怒りマークが出ている時がある。
猫が悪さをしても、その時すぐに注意しないで、後から叱っても何の事か分からず、効果ゼロなんだって。
だからお母さんは、後からボクの悪戯の証拠を見つけても、あまり叱ったりできないって訳。

朝から元気

今日は休日、みんな揃っているから、何だか嬉しい♪
つい調子に乗って、一人で駆けずりまわり、勢いついて洗濯機の中にも入ったりした。
何だか洗剤のいい匂いがするから、ついクンクン嗅いでみたりして・・・

今朝は朝マックとかいう、いつもとは違う朝食だった。
すぐ近くにあるマクドナルドは朝8時開店、お父さんが一番乗りで行って買ってきたらしい。
休日はいつも寝坊するお母さんだが、「コーヒー冷めるよ~」とお父さんに言われて、珍しく早く起きてきた。

今日もいいお天気で、ここ数日はやっと身体が楽になってきたなー、とお母さんもご機嫌♪
お昼の食事は、お兄ちゃんとお姉ちゃんが子供会から貰ってきたお寿司、お父さんとお母さんは卵のせチキンラーメンだった。
そしておやつにミスドのドーナツ。

午後はそれぞれが遊びに行ってしまい、一人残ったお母さんとボクは留守番。
ボクはずっとお昼寝、お母さんは残りわずかになったキルトに取り掛かる。
夕方になってお父さんの携帯から電話がかかってきた。
何だか嬉しそうに話していたお母さん。
何の話だったんだろう?

電話の後、お姉ちゃんが帰って来て、間もなくお父さんも帰って来た。
そしてお母さんのキルトも完成。
何だか変な形のクッションだけど、とっても満足している。

それから急に慌ただしく片付けをしたかと思うと、子供達に「出かけるよー」と声をかけ、皆で出かけてしまった。
お父さんがパチンコで勝ったから、急に外食する事になったんだ。
それをお母さんは電話で聞いて、喜んでいた訳。

みんな今日は一日上機嫌で、ボクも何だか楽しかった。

お出かけ疲れ そのⅡ

今日の午後、友達の所へ遊びに行ったお兄ちゃんを除く、家族3人と一緒に、旅行で留守のおじいちゃんの家へ雪かきに行った。

今朝早いうちにも、お父さんが一人で行って少しやったらしいが、1週間分の雪の量はかなりのもので、とても一人では無理らしいんだ。

お母さんも少し腰が重そうだったが、「留守中よろしくね」と頼まれた以上、知らんぷりもできないし、お姉ちゃんもボクも一緒に連れて行ったわけ。

お姉ちゃんは「頑張るゾー」と言ったワリには遊んでばかりいた。
ボクは風除室という所に入れられて、少し辺りを探検したものの、特に面白い物も無かったし、すぐに飽きてしまった。
鉢植えの葉っぱも少しかじってみたけど、あまりうまくもなかったし。
誰か遊ぼうよ~、と鳴いても誰も来てくれないし、仕方がないから外を眺めていた。

お父さんとお母さんは一生懸命に働いて、かなりの量の雪を片付けていたんだ。
お姉ちゃんはずっと遊ぶばかりで、お母さんに時々注意されたり、呆れられていたけど、最後にやっと少しだけ手伝っていた。
1時間近く雪かきをしてから帰宅した。

今日は疲れたお父さんとお母さんは、美味しそうなお菓子を買ってきて、コーヒータイム。
ボクは寒かったから、早速ヒーターの上に上がってヌクヌクしながらお昼寝。

夕食の時間も、いつもは皆のお皿を覗いておねだりをするボクが、今日の疲れのせいでずっと寝たままだった。
皆の食事が終わってから目が覚めたボクは、少し自分のエサを食べて、少し遊んでいたらまた眠くなってきた。
お姉ちゃんがソファでうたた寝していたから、ボクもお気に入りの縫いぐるみの上で一緒に寝たんだ。
今日はやっぱり少し疲れたみたいだな~。